直接触れる事が出来る縄文/鎌倉時代の遺跡’岩山観音堂’へ潜入調査!

岩谷観音堂 古代遺跡・岩谷観音堂を御案内!!TVで一時取り上げられて初めて知名度が若干上がりましたが、まだまだ隠れた!いや、全然隠れていないけど、来ると歴史が面白くなる遺跡です。 この遺跡では、ミニミニ冒険を味わえます。 まずは、どんな場所か読んでください。↓     ”岩谷堂”は、奈良時代の高僧行基による一夜の作と言い伝えられています。 洞窟群は、第一窟から大十四窟まであり、第一窟は観音堂奥にあり奥壁には阿弥陀如来坐像と観音菩薩、勢至菩薩が線刻され、両壁側には仏像が三十体刻まれており、縄文時代の巨大な石棒が祭られています。 第二窟は、観音堂をコ字形に囲む回廊窟で入口には仁王像が彫りだされ、それに続いて両壁面に多数の仏像群が浮彫されています。 第三窟は第二窟の右上、第四窟は第三窟の下、第五窟は東端の高い所、第六窟は観音堂左手の平場中央に、この他数基の窟があり、仏像、五輪塔、観音像、仁王像等が彫りこまれています。 これらを一巡すれば全国の霊場を巡礼したのと同等の御利益があると言われています。また、天羽観音霊場・三十三番札所となっています。 観音堂の御開帳は6月(丑歳の本開帳)及び十日参り(毎年8月10日)に行いますので、その際に第一窟内が拝観出来ます。【出展:石碑より、丸パクリ】 この遺跡が在る場所は、道路沿いに急に現れます。なので通り過ぎそうになりますので付近では徐行でゆっくり見ながら入ってください。 また、駐車場といいましても道路脇に空き地が在るだけなのでマナーを守って止まりましょう。




地元では、信仰の対象として祀られ、岩谷観音堂までの道はコンクリートで整備されているので、少し急勾配ですが歩きやすいです。 上るとすぐに、御堂が見えてきます。 御堂から見た、景色 風化により滑らかとなった岩肌にポコポコと人一人入れるぐらいの穴が開いてます。 この穴は元は横穴式のお墓で、鎌倉時代には“やぐら”と言われる仏教式?のお墓として再利用された物です。 内部の石仏は状態は良いですが風化で表情までは見えないです。 地元の有志が勝手に置かれたテーブルセット。 歴史を感じながらノスタルジーに浸るのも良いかも。 至る壁面に石仏が彫られています。数百年前はお墓としてこの場所にはゴロゴロ人骨があったんだと。。。第二窟とされる洞くつは、観音堂をコ字形に囲む回廊窟で入口には仁王像が彫りだされ、それに続いて両壁面に多数の仏像群が浮彫されています。 鎌倉時代に掘られたとされる石仏が表情こそ見えないですが、しっかりとした形で残っており見応えがあります。 第二窟内部




”やぐら”が階層になっており内部を登って見学出来る様、手すりも付いてます。 縄文時代、鎌倉時代と古い遺跡なのに直接触れる事が出来る遺跡という点でも非常に珍しいです。 古代の墓地が探検出来る“岩谷観音堂”は、一見の価値ありです。




縄文時代から始まり、鎌倉時代に完成したこの墓地は、恐らく地元の有力者一族が眠る為に作られたものだと思われます。 そんな非常に貴重な遺跡がマナーさえ守れば自由に散策する事が出来る希少な場所です。 一度探検に行かれる価値はあります。 是非とも生の遺跡をご覧あれ!  御清読ありがとうございました。 大悲山・岩谷観音堂やぐら群 千葉県富津市数馬 縄文・奈良時代と伝わる 自由散策 無料駐車場有 規制無 / トイレ無 観音堂の御開帳は、6月及び毎年8月10日